2010年10月20日水曜日

反日デモをどう見る

中国で反日デモが続いている。
日系のスーパーや、日本車が攻撃のやり玉に挙がっている。これは官製デモだという向きもある。
ことの本質な何なのか?
中国の民主化運動家がノーベル賞を取り、温家宝首相は[言論の自由]を言った。しかし、共産党はお構いなしのようである。
共産党が問題である。もはや指導部もどうすることもできない力を持っている。指導部はまだ、外国とも接し、ことの常識をわきまえるすべを多少は知っているようだが、実際の権力を執行している、共産党は完全に権力機関として、強圧、暴力、謀略、不法が常になって、その横暴な権力をほしいままにしている。
長い間の一党独裁がそうさせてしまったのであろう。しかも思想が、[共産主義]唯物論、無神論、暴力革命肯定理論と来ている。毛沢東による「文化大革命」は、共産主義の恐ろしさを身にしみて感じさせられたが、その当時紅衛兵として暴虐の限りを尽くした、その時代の若者が、今は社会のいたるところで中枢になっている。
その時代に青少年で、残虐な行為を見てきた者たち、共産思想、毛沢東思想を骨の髄まで教育された者たちが、共産党など社会の実権を握る位置を占めている。
もはや救い難い状況になっているのが中国の実態である。
このままでは中国は崩壊する。ますます横暴化して、手がつけられなくなる。それを何とか防ぐ手立てを考えなければならないであろう。
これは中国の民衆にっても、アジア、世界全体にとっても、そして我知らず過ちを犯し続けている彼ら自身にとっても重要な問題だと言わざるを得ない。

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