2010年6月3日木曜日

政局の混迷 徒然に思うこと

鳩山首相が小沢幹事長ともどもに辞任した。
政局の混迷、ここの至るかと思う。
自民党の末期、短期政権が続き、いよいよそれに耐えかねて、民主党に政治を託した国民は、本当にがっかりしたのだと思う。
鳩山さんには少々期待した向きもあったのだが、結局その本領を発揮することなく終わってしまった。
私は、岡山在住で、岡山県からは多くの偉人が出ていると、偉人伝を研究したりして見ているが、鳩山家は岡山県北の勝山が父祖の地で、曾祖父の鳩山和夫は日本の最初の留学生としてアメリカにわたり法学を習得、日本最初野法律事務所をはじめ、日本最初の法学博士になるなどその果たした功績や人間性を見ると、祖父の鳩山一郎氏を含め何かしてくれるのではと期待していた。今回の事態は甚だ残念と言うしかない。
ここでわが先祖、山田次郎重忠、承久の変で官軍方で獅子奮迅の働きをしたが、悲しいかな、時の官軍が奉じた後鳥羽上皇に運がなかった。結果、時運は鎌倉方にあった。墨俣で戦い、瀬田で戦い、御所に駆け付けたが、御所の門は固く閉ざされたままだった。最後御所を守って戦おうとしたのに、口惜しい思いをもって、落ち延び自害した。
その後、後鳥羽上皇は隠岐に流され、身内も各地に流された。
その一人、頼仁親王が流されたのが「児島」(現在の岡山県倉敷市児島)である。
わが故郷はこの児島であるが、何か縁があるのかもしれない。
さて、わが先祖の悲劇を思いながら、いまの混迷の政局に何か、道はないものかしきりに考えている。

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